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Interview 01

EPISODE.01 就職活動を始めた時期は?
宮﨑:

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私は2014年の11月末ごろから会社のOB訪問を始めて情報収集し、そこで興味を持った会社のリクルーターの方と話し合って決めるという形でした。本格的には2015年の3月始まりだったと思います。
岩崎:
私は14年の夏ごろから選考やインターンシッププログラムに参加していました。文系なので、自分の入る会社の方向性というのは大学の専攻にあまり左右されないので、ベンチャー企業から大手企業まで幅広く見ました。この業界に焦点を絞り始めたのは14年の11月~12月ごろです。15年の1月に同業他社の冬季インターンシップに参加して、最終的にこの業界を第一志望に据えて就活をしました。
渡邉:
私は二人と違って、解禁となった3月から活動を始めています。ただ、エンジニアリング業界に軸を置いて就職活動をするということや、海外で将来的に働きたいということに関しては、以前から持ち続けていました。
中村:

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私もいわゆる就活を始めたのは3月1日なのですが、就活を見据えた活動という点においては、岩崎君と同様、14年の8月と9月に他社のインターンシップに参加していていました。そのときから建設業やインフラ関係の企業を見ていて、建設業界のある会社と鉄道業界のある会社で1社ずつ、夏季インターンシップを2週間ずつ参加しました。
陳:
そうなんですか。私は留学生ですので、通常のルーティンではなく、バイリンガルなキャリアフォーラムに主に参加し、そこからリクルーターさんにお話を聞かせていただいて、さまざまな業界から、主に海外に進出している会社を中心に応募していました。
王:

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留学生という点で、陳さんは大変だったかもしれないね。私が就職活動を始めた時期は、14年の12月の後半ぐらいに研究の中間発表会みたいなものがあったので、それが終わり次第という形でした。3月から解禁というのは分かっていましたが、特に日系企業には絞らず、最初は外資系から見ていきました。12月から15年3月にかけてまでは、外資の説明会や面接にも行きましたが、その後、日系企業が始まって、合同説明会などに行くようになりました。
EPISODE.02 プラントエンジニアリング業界を志望した経緯は?
宮﨑:

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建築業界志望だったので、最初はゼネコンや設計会社などを見ていました。OB訪問等を通じて分かったのは、ゼネコンは設計事務所が設計したものを、コストパフォーマンスを良くするために修正作業することが結構多いということです。また、設計事務所ですと、建築基準法など法律にのっとった設計しかやっていないなというのを感じました。 プラントエンジニアリング業界というか、新日鉄住金エンジニアリングについては、実は私がいる研究室が共同研究をしていて、そこでこの会社のことを知りました。教授もこの会社の出身で、共同研究している先輩方のお話を通じて興味を持ちました。私は構造設計者になりたいと思っていましたが、設計をする上で、ただ設計するだけではなく、自社で設計・開発したデバイスを取り込んだ設計とかをやりたいと思って、この業界を志望しました。プラントエンジニアリングは、自分たちの意思で修正や調整がやっていけるところに自由度があると思いました。設計だけではなく、製品やデバイスを最初に使えるというのは、結構未知な部分もあります。しかしそれを、いかに自分たちで建物に適用させて実績をつくっていくというのがこの会社の良いところだなと思いました。 プラントエンジニアリングには、多分野の技術を集積した手作り感があります。化学、電気、機械などの技術がメインで、それを囲むのが建築という感じですが、その分スケールが大きく、やりがいがあると思ってこの会社が良いと思いました。
岩崎:
学生時代からこの会社と共同研究していたなんて理系らしいエピソードだし、ちょっと縁みたいなものを感じるね。私は小さいころから鉄道や船舶、工場など、でかい機械が大好きで、そういうものを見ると本能的にワクワクしました。ですので、将来自分が仕事をするときも何かしらの形で、そういう大きな物づくりとか、そういったものの近くで仕事ができる会社に入りたいなと思っていました。 海外旅行が好きな私は大学時代、ひとりでバックパッカーみたいな形で、いろいろな国を回りました。東南アジアや東欧の旧ソ連の国などが好きで、そうした国々を回っていると、例えば中央アジアのカザフスタンとかで日系のプラント会社がプロジェクトをやっていたりすることが、結構あったんです。
陳:
わざわざ見に行ったんですか?
岩崎:

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いや、実際に現場を見たわけではありません。でも、帰国後に自分が旅行した国が紹介されているテレビ番組を見て、その国で日本企業がプロジェクトをやっていることを知り、自分も将来働くならこういう業界が良いなと思いました。 確かに商社や金融でもプラントに携われると思います。しかし、私は現場に近いところで仕事をしたいという思いが強かった。商社ならビジネススキーム、金融ならプロジェクトファイナンスが考えられますが、どうしても現場とは離れたところで仕事をすることになります。自分の原点に立ち返ると、プラント企業が一番合っている、そう思いました。
渡邉:
私は大学に入る前は高専で5年間学びました。高専生は「君たちは将来エンジニアになるんだ」という教育を受けるので、将来は現場で仕事をするんだなという意識はずっとありました。その中で、プラントエンジニアリング業界に興味を持つきっかけになったのが、2013年にアルジェリアで起きた人質事件です。このときに日本人10名の他多くの方が亡くなられましたが、その中に高専卒、高専から大学に進み働いていたという方が含まれていて、すごい衝撃を受けました。同時にその時、技術者として、そうした方々の遺志を継ぎ、プラントエンジニアリング業界で絶対に働くという意思が生まれました。同期の仲間にも、この事件で気持ちを奮い立てた人がいっぱいいました。
宮崎:
そう言われても、本当に「やってやろう」という気持ちが込み上げてきたんだ。それ以前は働くということをあまり考えてなく、漠然と勉強だけをしていましたが、事件をきっかけに海外で働くことを強く意識し始め、英語とかをしっかり勉強するようになりました。
中村:
私の志望背景は岩崎君とかぶっているかもしれません。私は大学進学時に土木系を選んだときから、大きいものを造りたいという気持ちがありました。大きいものを造って、その前に立ちたいという気持ちですね。造ったものを後世に残すというか。建設業でインターンを経験したことで、建設業の働き方が分かり、自分の肌に合っているなと思って建設業に絞りました。そして、3月から企業を見ていく中でプラントエンジニアリング会社を見た時、本当に自分の肌に合った、ここで働きたいと思える会社に巡り合えました。
岩崎:
大きいものを造りたい気持ち、すごく分かる!
中村:
いわゆるダムとか道路というものは人の目に触れるものです。でも、エンジニアリング会社が造っている、例えばプラットフォームやパイプラインというのは、たぶん誰の目にもあまり触れないと思うのでさっき言っていたことと矛盾します。けれども、実際に働き方を見て思ったのは、ゼネコンでは土木は土木の人たちだけで働いているんですね。対して、エンジニアリング会社では電気系の人だったり、機械系の人だったり、化学系の人だったりというように分野横断的に仕事をしていて、そこは本当に魅力的だなと思った。最終的に、分野横断的に仕事ができるプラントエンジニアリング会社というのが、素晴らしいなと思って選びました。 プラントそのものがいろいろな技術の集合体ですから、私もいろいろな分野の方と一緒に仕事をすることによって、何か自分をもう一回り成長させたいという思いもありました。他の専攻の方と仕事ができるというのは、すごく大きいファクターでした。
陳:
私は日本語の他、英語、中国語、広東語を話せますので、それを仕事で生かすことができるかどうかを基準に会社を探していました。
渡邉:
語学力があるって、海外で仕事をしたい人には大きな強みだね。
陳:

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ありがとうございます。海外進出を積極的に行っている会社というと、金融系とか商社とかが圧倒的に多い。でも、それと比べるとプラントエンジニアリングの会社は、長い間、同じ目標に向かって頑張れる、安定感というか安心感がありました。それと、大きな実物、成果が見える達成感が、仕事に向けてのモチベーションといいますか、エネルギーに変わってくれると思い、この業界を選びました。 また、私は日本で長い間働きたいという気持ちがありましたので、外資系より日本の会社のほうが、育ててくれるのかなという思いもありました。日本の会社で期待されるのは、何年ではなく何十年働くことに期待されていると思います。会社は社員が成熟するまで待っていてくれますし、育ててくれます。じっくり育ててくれる会社で自分も成長していきたいと考えました。
王:
私は陳さんと違って、外資系から就職活動をスタートさせました。最初のころは面白くて、興味を持った時期もありました。しかし、活動と並行して自己分析を進めるうち、やはり物づくり、学んできた機械工学を生かしたいなと思うようになりました。物づくりとなるとメーカーですからメーカーも見たのですが、中村君の話ではありませんが、視野が狭まりそうだったというか、ずっと同じような人と仕事をしているというのが、自分に合わなさそうだなと感じて。そんな中でプラントエンジニアリング業界という存在を知って、ちょっと言い方があれですけど、「ああ、ええのがあるやん」と思って。
中村:
「ええのがあるやん」。いいな、そのノリ。
王:
真面目に続けるよ。プラント業界について勉強していくと、物づくりにも関われるし、他分野、例えば電気でも建築でも土木でも、今まで関わりがないような人たちと一緒になって仕事をしていく。それも海外で大規模なものをというところが、ものすごく面白そうだなと思いました。今、研究でやっているのは機械設計ですが、例えばメーカーに入って、何かしらの部品の設計をずっとやるというよりは、次々に違う仕事を経験していけるような環境のほうが、自分には合っていると思いました。
EPISODE.03 就職活動ではどんな対策を?
岩崎:

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就職日程が2015年から変わりました。前年とは全く日程が変わるので、前年までならだいたいこれぐらいの時期に何をやって、どの会社はこれぐらいの時期に、ESなどの募集があってというようなスケジュールがはっきりしていましたが、今年からは学生はもちろん会社側も手探りの中、進めていくということで、かなり早い段階から準備をしようと思っていました。就職活動ではウェブテストとかSPIなどのようなものがあって、それにプラスアルファでエントリーシートがあります。面接まで進めば、あとは自分がどれだけ自分らしさを出せて、それを会社の人がどう判断するかということなので、そこはある意味、「天のみぞ知る」と割り切ってはいました。けれども、それまでのステップは自分で書かないとどうしようもありません。そのため、14年の11月ごろから対策をやり、ある程度点数は取れるまでに準備していました。
渡邉:

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インターネットの情報もすごくありますが、自分で直接人から話して聞いて、肌で感じたことを大切にしようと考えていました。就職活動の時期が変わったことの痛手は、先輩に話を聞こうという時期に先輩が卒業してしまっていて、卒業旅行とかに行ってしまっている最中なので、困りました。
中村:
なるほど。あと、理系にとっては研究とどう両立させるかという問題もありますね。私の場合、本当に最初から3月開始と決めていて、始まったときは広く見ようと思っていましたが、自分には建設業が合っているなという気持ちがあったので、特に苦労は感じていません。ただ、修士の学生なので、基本的に本分は研究だと思うんです。だから当然、修士論文を書かないといけない。修士論文が、就活が終わった時期によって力を入れられる時期、例えば8月中旬に終わって、やっと終わったけれども、今度は9月から修士論文に力を入れようかとなって、時期が通常の取り掛かりより2~3カ月程度遅れてしまって、それは客観的には大変だなとは個人的に思いました。私はある程度余裕があったので良かったですが・・・。
陳:

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私がこの会社の内々定をいただいたのは8月ころでした。日本の会社の中には外国人採用を別枠にしていていましたが、新日鉄住金エンジニアリングは留学採用というわけではないんですもんね。一般的な採用枠でした。留学生採用枠を設けていると時間軸が違うというか。そういう意味では皆さんと違って、情報を早く持ってないと動けないという部分もありました。私と同じく日本で働きたいと考えていたアメリカの大学のクラスメートは、キャリアフォーラムに参加するには、日本へのビザとか航空券とか、いろいろ前もって計画しないといけないので、情報の速さが大事になってきます。 その点では、私が通っていたロースクールには日本の企業で法務をやっている日本人の方が毎年何人か来るんです。その方たちからアドバイスを受けて情報ももらいました。 私が就職のために日本に来たのは14年の12月ごろ。期間が長かっただけに不安でした。アメリカの大学って5月に卒業なんです。5月に卒業して、内定をもらわないまま卒業するのが、ちょっと不安でしたね。結果的に良い会社と出会えて良かったです。
EPISODE.04 新日鉄住金エンジニアリングとの出会いは? また最終的な入社理由は?
王:

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3月の末に、友人とこちらのグループ会社が行っているシゴト発見セミナーという、新日鉄住金系の企業をいろいろ見られる説明会に行きました。そのときにはプラントは楽しそうだなという気持ちをすでに持っていました。そのとき、説明会で説明していらっしゃった技術者の方の仕事の担当範囲がやけに広いというところと、社員の人が楽しそうだったというのが、すごく印象的でした。自分の分野以外の視野を広げたいという考えとも合致しましたし。また、私は就活中ずっと考えていたことがあって、仕事は平日毎日朝から夜まですることになりますから、仕事を楽しく思えないというのは、きついものがあるなと。その点でも、説明会で自分の仕事を楽しそうに話していらっしゃったというのは結構ポイントでした。 最終的に決めた理由の第一点は、私は設計志望ですが、他社さんに比べると設計としても携われる幅が広いし、他の仕事、例えば営業などもできることもあるという話を聞いたというのが魅力でした。もう一点は、社員の方と話して、人柄を見て。会社に入れば、ずっと働く、長い時間、その空間にいるわけですよね。そこの雰囲気を見て自分には合っているのかなというところです。最終的には一緒に仕事をしないと分からないと思いますが、面接などでお話をしているときの雰囲気などで、直感で選んだという部分はあります。
陳:
同感です。仕事が楽しくないと、毎日がつまらない気がします。付け加えるなら、私は社員の方がご自分の仕事に対する誇りを持っている、という感じを持ちました。文系なので、主に財務や法務、人事などの方とお話しする機会があったのですが、いわゆる「バックステージ」ですね、音楽のライブで言えば、プロデューサーでもなく、パフォーマーでもなく、大道具さんみたいな人なんですが、大道具さんでいながら、自分がやっている仕事に誇りを持っていて、この人たちは自分の仕事が好きなんだなと思わせてくれたので、この会社にしました。裏方ではあるのだけど、決してないと成り立たないことを自覚して、プライドを持ってやっていらっしゃる。
王:
良い意味でのプライドですよね。
陳:

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はい。ただ、理系の知識が全くない状況で、この仕事をどうやって覚えていくか、覚えられるかという不安もありました。けれども、先輩たちの話を聞いて、やっていけるのではないかと思いました。例えば、法務部の先輩のお話を聞いて知ったのですが、法務部の中で法務セミナーみたいな、勉強会があるんです。そこでは法務に使われる知識とか、技術用語とか、そういうものを紹介してくれたり教えてくれる人がちゃんといて、分からなかったら聞けるんです。こういう制度があるなら安心できると思いました。これが、先ほど私が言いました、会社が育ててくれる部分、投資してくれる部分ですね。
中村:
私が新日鉄住金エンジニアリングを知ったきっかけは、大学が土木専攻の学生向けに実施した就職フォーラムで、その中に新日鉄住金エンジニアリングのOBの先輩が来ていて、プレゼンテーションされていました。そこで、土木系で入ると、海洋事業部に配属となる可能性があることや、海洋事業部の事業内容を知りました。海洋事業部では、日本唯一のオフショアコントラクター、簡単に言うと、洋上に何かでっかいものを造るということをやっているんです。「何か面白そうだな」と思ったのが最初の印象ですね。その後、OB訪問やセミナーでお話をしましたが、そのときの印象は、良い意味で肩の力が抜けているというか、自分がやっている仕事に対しては、すごく楽しそうに話しているなと。
王:
中村君も楽しそうだと感じたんだ。
中村:
うん。それに情熱も感じた。ただ、情熱が押し付けがましくないというか、「自分はこういうことを好きでやっているんだけれども、どう?」みたいな。他の会社のOBだと、本当に熱くて熱くて近寄れないみたいな会社もあるのですが。
王:
それは、ちょっと引く(笑)
中村:
新日鉄住金エンジニアリングは、本当に誇りを持ってやっていて、かつ肩の力が抜けているという、本当に空気感が良いという印象を持ちました。最終的に本当に決め手となったことがあります。最終面接で事業部の偉い人たちと面接をしたんです。さすがに最初はすごく緊張していました。けれども、緊張をほぐすような質問をしてくださったりとか、本当に自分の人間性を見てくれているという感じがあって。実際にその面接がだいたい結構長めでみっちりあったのですが、それが終わった後、晴れ晴れした気分というか、すごく楽しかったんです。面接中に何回も笑いが起きたりとかして、そこにいる人たちが実際にこの会社に入ったら上司になると考えたら、この会社ならたぶんやっていけるというか、やりたいなとすごく思いました。面接を受けて、さらに会社への好感度が上がりました。
渡邉:
私も人の魅力というのを、すごく感じていました。人事の方も言っていましたが、いろいろな社員に合わせて、いろいろな話をさせるというところに、すごくマンパワーを掛けているんです。いろいろな方と話す中で、自分もこういう仕事がしたいというふうに強く思えてきまして。どこのプロセスか覚えていませんが、ある中堅社員の方が言っていた言葉がありまして、「この仕事は一生飽きない」「2年、3年のプロジェクトを繰り返していくから一生飽きないぞ」という話をされていて、面白そうだなと思いました。 あと、ちょっと不安材料としては、会社の一番大きな研究開発センターが北九州市にあるのですが、私は電気系なので、ほぼ確実に北九州市で働くことになります。九州という土地に一度も踏み入れたことが……。
宮﨑:
遠く感じたの? 海外のプロジェクトに憧れている渡邉君が!
渡邉:
いやいや。でも、このことも、いろいろな方とお話しする中で、こういう人たちと一緒に働けるなら、それも怖くないなと思って。実際に何度か行かせていただく機会もあり、実際に見て、ここなら自分の人生、結構長いこと過ごすことになると思いますが、ここで皆さんと一緒に仕事ができたら、そっちのほうが幸せだなと思いました。環境も大事ですけど、一緒にやっていただける先輩方とか周囲の方々の存在のほうが大きいです。
岩崎:
文系の私にとって、新日鉄住金エンジニアリングは比較的、技術に携わる機会が多いのではと感じました。他社の場合、事務職だと財務部だったらずっと財務で、そこにプロフェッショナルを極めるような感じで。20年、30年、ひたすらその道を極める。技術職も、それぞれの細かいところでのプロフェッショナルがいて、そうしたプロたちを組織力で統率して、でかいプロジェクトをやるというイメージがありました。実際に話していても、そんな感じがしました。せっかくプラントエンジニアリング会社に入ったのに、ずっと同じでは、銀行とか商社とかでも変わらないのかなと、ちょっと……。
王:
いろんな仕事ができないとつまらないよね。
岩崎:
そうなんだ。その点、この会社では、事務系だと10年間で2~3つの部署を経験できると聞きました。実際に先輩社員の話の中で、「経験を積めば技術的な話も事務系の営業職ひとりでお客様と対応できる。それぐらいの力と知識を、うちの社員は持っているんだ」という話をされていました。守備範囲が広くて大変だとは思いますけど、そういう事務系の社員になれたらなという思いがあったので、この会社にしました。 あともう一点決め手があります。これは中村君や渡邉君と似た理由なのですが、人事の方との面接に進む前に、現役の社員と話す機会が、非常に多い。それぞれの社員の人と経歴紹介だけではなく、公私に渡ったエピソードを話すので、一回一回が凄く勉強になるし、気付かされる。。その後、人事の面接に進むのですが、そこで自分の価値観の形成とか、どういう選択をしてきたのか、今までどういったものに重点を置いてきたのかというところまで、徹底的に話していくうちにその上で「君はこういうところが、うちの会社と合っていると思うよ」とか、「いや、君はこういうところがあるから、うちの会社よりもあっちの会社に行ったほうがいいと思うよ」とか結構言ってくれるんです。 貴重な社員さんのお時間を、1人当たり10時間とか20時間とかいくらでも割いてくれる。
陳:
そうそう! ありえないよね!
岩崎:
それだけ自分のことを見てくれているのだから、きっと入社後のミスマッチも限りなく少なくなるでしょう。だから、面接が進む中で、自分のこの会社に対する思いが、だんだん強くなっていきましたし、すごく好感を持てました。 また、面接を通して気付かなかった自分を知ることができました。自分で今まで考えてこなかったような質問があって、その場ですぐ答えることができずに5分ぐらい考えたことも。だから、長時間話していても退屈はしませんでした。面接場には2リットルのお茶のペットボトルが置いてあって、終わったときに見たら半分に減っていたんです。いつの間にか、それぐらい自分でもしゃべっていたのか、と。
宮﨑:
そんなに話したのなら、お互い納得だね。一般的に、ほとんどの会社がいきなりエントリーシートをやって、ウェブテストをして、面接を1~2回して終わりなんですが、この会社は面接を受ける前に懇談会というような形を設けていただいて、そこで社員の方々とお話をする機会を設けてくだり、普通なら聞けないようなことも結構フランクに聞けたので有意義でした。大勢の人がいる前で立って質問させるようなことはせず、社員一人一人に対して、プライベートのことや関わっているプロジェクトのことを結構深く聞けました。プライベートの部分ではフランクなんですが、仕事に対しては熱意のある方が多いなという印象で、技術力もありながら、人間として熱い、仕事に対しての熱意がものすごく感じられたので、この会社で仕事をすれば自分の技術力も上がるし、楽しく長く続けることができるのかなと思い最終的に決めました。 その懇談会というのは、まず、中堅の方、若手の方、さらに私たちと近い年齢の方たちのお話があり、その後6テーブルぐらいに分かれた私たち学生に一人一人社員の方が付いてくれまして、そこで聞いたりできました。 例えば、私の研究自体が新日鉄住金エンジさんの造られている製品を用いた研究をやっていて、「今、こういう研究をやっています。私は、こういった構造設計者になりたい」というようなことを伝えていくと、「私も、そういった理由でこの会社を選んだよ」みたいなこととか、共鳴できる部分が多々あって。そこで、「じゃあ、こうやったほうがいいよ」とか背中を押してもらえたりとか。自分が目標にしていることに対してバックアップしてくれるなと感じて、それはすごく良いなと思いました。
王:
共感できる部分が多いって、大事だね。
EPISODE.05 入社したらどんなキャリアを歩んでいきたいですか?
王:
私は設計です。今、研究でやっているので、設計の仕事にまず携わりたいと思っています。設計をある程度習熟できたなと思ったら、その後はプロジェクトのマネジメントに携われればなと思っています。いろいろな立場の人と一緒に仕事をするのが面白いと感じるので。設計でも、いろいろな人と携われるでしょうが、マネジメントはその幅がより広がると思います。統括をする立場になので、そうした経験をしていきたいと思います。 マネジメントをするなら、海外ですね。現地の人と仕事をするとなると、意思疎通が大変そうです。工期をあまり守ってくれないという話をよく聞くので、そういった面での苦労もできるなら、自分も成長できると思います。プロジェクトは長いので、行くなら海外のほうが、成長の機会としてはいいかなと思います。 あえて苦しい道を歩んでみるのも自分の経験になると思います。自分の目的を持った上で、そこでどんな苦労があるかということを分かった上で選む道なら、たぶん途中で心が折れることもないだろうと思います。 宮﨑君は建物自体の建築設計ですが、いつか一緒に仕事をしたときに、こういうフレームでやりたいとなった時、この中に機械を設計するという段階で議論とかがありそうですね。 例えば、宮﨑君がこの枠に収めてくれと言っても、今の時点ではその枠に収まらないので、みたいな。
宮﨑:
あるかもね。お互い一歩も引かなかったりして(笑)
王:
ただ、お客様からの要望クリアすることが大事なので、議論はあるにしても、結局落ち着くだろうなとは思います。これは大事なことで、正直、削ろうと思えば削れる形ならば、削って建物のフレーム内に収めるようにしようしていくのでは。
宮﨑:
だぶん、どこかで落ち着くよ。お客様のためにも(笑)
陳:

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今から楽しみですね。私は技術的な知識が足りませんので、まずはプロジェクトをひとつ、最初から最後まで体験したいと思っています。ただ、専門が法律ですので、最終的には法務部で働きたいと考えていますが、法務はプロジェクトが完成した後でも、クレームなどの対応をしなくてはなりませんので、プロジェクトのプロセスとかが理解できていないと対応できないこともあるかもしれません。ですので、いきなり法務に飛び込む前に、ひと通り体験させていただきたいと思います。 プロジェクトに参加すると、お国ごとに法律も違います。法務には、カントリーリスクをいかに法的にヘッジするかという重要な役割もあります。プロジェクトが完成した後、何年、何十年経過してトラブルが起きる可能性もありますから。また、いろいろな業者、いろいろな人が関わってきますから、責任の所在をどのように法的に整理していくのかということもあります。ですから、事故や事件が起きる前に、リスクを最少・最低に抑ええていくのが法務の仕事だと思います。
岩崎:
まさにそれが、裏方としての使命だしやりがいかもしれないね。
陳:
はい。そのためにも、技術分野のことも学びながら、プロジェクト全体を見られるような人になりたいですね。そういう経験を積まないと、法務のプロフェッショナルにはなれない面もあると思います。
中村:

土木系の私は海洋事業部に入りたいなと思っています。その先は、最初の10年ほどは、設計と施工の両面をジョブローテーションで回っていくのかな。設計ならば、デスクワークで技術を磨く。「こういうふうに造る」とか、「こういうふうに造るには規模をこれぐらいにしないといけない」といったことを決める設計ですね。施工であれば、現地に行ってマネジメント的なテクニックを学ぶのでしょうか。例えば現地のサブコンの方たちとコミュニケーションを取って、工期のことや作業の方法や手順などを指示する技術ですね。私はこれらを全部含めて土木技術者だと思っています。 先ほど王君も話していましたが、土木技術者としてどれぐらいの期間で成熟したいかと言えば、現時点では、十数年間やっていけば自分なりに土木技術者としてやっていけるのではという自信がつくと信じています。 何か造りたいという明確な希望は、今のところ持ってはいません。ただ、洋上に石油や天然ガスなどのプラットフォームを造ることができればと思っています。 それ以上に、土木技術者としての精度を高めていきたい。その過程では、他の技術部門の方との情報交換とかも出てくるでしょうし、「できる」「できない」みたいな話も出てくるでしょうね。この図面通りには造れないというような。でも、電気とか機械の人たちとのやりとりも、仕事の中で楽しめたらいいかなと思います。
渡邉:
お手柔らかに頼みます(笑)。私は電気系ですので、プラント内にあるさまざまな機器を電気的に繋いだり制御したりする仕事をすると思います。そして、まずは電気のプロになりたい。また、いろいろなプロジェクトの仕事をしたいとも思いますし、ひとつのことにこだわらず、やっていきたいですね。あとは海外に行きたい。海外に挑戦したいという気持ちが強くあります。 それと……気は早いんですけど、海外で自分が造ったプラントがある場所に、自分の子供を連れていって見せたいなと。
王:
え~今から? ちょっと早すぎない?
渡邉:
いやいや。でも、大きな仕事をする父親の背中を見て、技術というものに興味を持ってくれたら、すごくうれしいなと思います。強制はしませんが、子供にはエンジニアになってほしいんです。
中村:
プラントには社会的な意義があると感じています。新日鉄住金エンジニアリングであれば環境技術ですね。ごみをどういうふうに焼却するかとか。これから発展していくような国の発展を見ていくことができるというのは、大きな社会的意義があると思います。エネルギーや環境を考えたとき、その国の発展に直接携われるのは面白みがあると思います。
岩崎:

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私が最終的にやりたいことは、技術系の方が開発した技術を発想力で組み合わせたり、新たなビジネススキームを立てたりするなど、いわゆる新規事業に携わりたいと考えています。また、新たな国への進出とかですね。今、新日鉄住金エンジニアリングが進出しているのは主にアジア地域ですが、ニーズがあれば新しい国に進出するという仕事をやりたいです。ただ、最初直近の10年、15年というスパンで考えると、10年間で2~3回のジョブローテーションがあるので、その間にいろいろな部署を経験して、技術的な知識はもちろん、プラントビジネスに対する全体的な構造の基本理解を深めたい。そしてその後に、自分はどの分野が好きなのかを見極めて、例えば海外のプラントの保険とか海洋の財務とか、何かひとつの分野を極めて、うちの会社どころか業界で一番、保険なら新日鉄住金エンジの岩崎が一番詳しいんだと言われるぐらいの存在になりたいですね。そこを自分のバックボーンとして、あとは何ができるかですね
陳:
プロフェッショナルですね。そうなったらいいですね。
岩崎:
ありがとう。ただ、技術職と違って私はどの分野に配属されるのか、まだ全く分かりません。でもそれだけに、楽しみはありますね。これからどんなことを経験するんだろうかという。 新日鉄住金エンジニアリングにとってのお客様は、部署によってまちまちです。環境プラントであれば、日本国内では主に自治体さんになります。海外だとその国の政府とかになる案件あると思います。本当にビッグビジネスです。
宮﨑:
私は構造部門への配属になるので、他部署の方と関わることがものすごく多いと思います。例えば王君が言ったように、プラントにはこの機械が入るから、このスケール、この部材だと入れないというようなやりとりはあると思います。そうした要求に対して、いかに構造で美しく見せるか。機能性や安全面への要求を満たしながらも、意匠的なデザイン性も追求して……。求めたいのは機能美ですかね。構造部門では、デザインや意匠、機能性、安全面、いろいろ考えてやっているので、他分野にも影響を与えることのできる、少ない分野だと思っていて、私は、そのことを誇りに持ちながら設計していきたい。当然ながら、その域に達するまでには、結構な事案の数をこなさなければいけないと思います。同期や先輩の皆さんに付いていきながら、スキルアップしていきたい。 加えて、プライベートな時間も充実させたいという気持ちもあります。仕事も頑張るし、プライベートも充実させるというのが、私の目指すというところです。
王:
プライベートが充実していれば、きっと仕事にも良い影響があるよね。
宮﨑:
そんな気がするんだ。デザイン性で言うなら、構造の骨組みが見えるというのは格好良いなと思っていて、特にこの会社だと大きなスケールで、しかも大きな建物で、骨組みが見えるような建物ものが結構多いと思っています。私もそういう設計ができるようになりたいです。そのためにも、今まで大学でやってきた研究成果だけを過信せずに、入社したら一から始める気持ちで学んでいきたいですね。
岩崎:
できたら結構面白いね。
渡邉:
みんな、「俺がやったんだ」と、お互い主張する(笑)
中村:
この部分をちょっと見てよと。
王:
100%けんかになる(笑)。でも、お互いに言いやすいから、そこは大丈夫。
EPISODE.06 後輩に新日鉄住金エンジニアリングの魅力と就活のアドバイスを
宮﨑:

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就活の過程でいろいろと自己分析をすると思います。自己分析を進めると、何がしたいかが見えてくる。その見えてきたことを、今度は、いろいろな会社で働く社員の方々と触れ合うことで、どんどんブラッシュアップしていって、その結果がたぶん、本当に自分がやりたいことだと思います。だから、多くの会社を受ける中で、妥協して会社を選ぶのはしないでほしい。「私はこういう会社に行きたい」という根本的な考えは曲げないで、後悔しないように就活してもらいたいと思います。 新日鉄住金エンジニアリングは人が温かいというのは、ここにいる全員が感じていると思いますが、私は、それが一番大切だなと感じる。OB訪問などをする過程で、正直なところ、失礼ですが、「この先輩の下では何年も仕事できないな」というのを、思ってしまうことがありました。けれども、この会社の人に対しては全くそういうことを思わなかった。学生である私の話を受け入れてくれましたし、自分が気付かなかったところを見つけてくださいました。
岩崎:
特に文系でメーカーなど志望する人に特に聞いてほしいのですが、メーカーで文系は、基本的に自分のその手で物づくりをするわけではないんですね。なので、いくらその会社が、こんなガラスを作っているとか、こんな機械を造っているとかを詳しく、深く知ったところで、文系の人が直接的に製造自体には関わる部分は少ないので、業務のイメージがなかなか湧きにくいのかなと。それよりも、その会社の中で何ができるかというのが大事だと思う。新日鉄住金エンジニアリングは、事務職であっても、プラントの建設の過程に深く関われるので、すごく良いなと思いました。 就活をする上でも「事務系である自分がその会社で何ができるのか」というところに焦点を当てて就活をしてほしいと思います。
渡邉:

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就職活動をしてみると、いろいろな会社の中が結構見えてきますし、働く方々と一緒に話す機会もいっぱい設けてもらえるので、会社のことや仕事のことがある程度見えるようになります。もう一つは、この会社を見てから、強く思うようになったことです。私は仕事が人生だと思っていたんです。でも、それだけじゃないということをすごく感じました。仕事は自分の人生を豊かにするひとつであって、そのために私たちが生きているわけではないんだなということを、皆さんとのお話の中で感じました。 企業選択で最も重要なのは人の魅力だと思います。企業は人の集まり。だから、人の魅力が大事なんです。後輩には、いろんな会社に会いに行って、話してみるお勧めします。
中村:
技術系の方へのメッセージになりますが、新日鉄住金エンジニアリングの良さは、機械系、電気系、化学系、土木系、建築系など、技術領域が多岐にわたっていることが魅力だと思います。皆さんが各分野のプロフェッショナルであると同時に、一人ひとりが他の分野に対して理解されている。また、一人ひとりが受け持つ守備範囲が広くて、良い意味であれもこれもやらないといけない。裏を返せば、時期によってはすごく忙しいかもしれないんですね。けれども、専門だけにこだわらずに、いろいろとやりたいという欲張りな人には、すごく魅力がある会社だと思います。 就活生に対する一般的なアドバイスを言うと、「自分はこの会社しかない」って信じることは大事だとは思います。ですが、表面的な気がするんですね。むしろ、自分の直感だったり、そのときの運や縁を大切にしてほしい。良い意味で、OB訪問やセミナーで企業研究することは大事ですが、あまり考え過ぎない、頭を堅くし過ぎないことが大事だと思います。
陳:
留学生と女性の視点から言わせていただくと、私のまわりの留学生の中には、とりあえず内定をもらっておこうと考えて行動する人が結構たくさんいます。ですが、少なくとも新日鉄住金エンジニアリングと向き合うときには、それは絶対にやめたほうがいい。なぜかと言うと、これまで皆さんがおっしゃった通り、この会社の方々は熱い人が多く、真の情熱が伝わってくるからです。とりあえず内定をもらっておこうという気持ちで、自分の気持ちを取り繕って面接に行けば、それは相手の方にも伝わりますから、そうした気持ちで臨まないでほしいです。それよりも、気持ちが決まっていないのであればそれを隠さず疑問をぶつけたらよいと感じています。 女性に対してですが、他の業界に比べて新日鉄住金エンジニアリングでは女性の人数は少ないです。しかし、女性が少ないからといって、女性のことを考えてくれないわけではないと私は感じました。自分の肌感ですけれども、性別に分け隔てなく社員一人ひとりを大事にしてくれる会社ですから、その点では安心してほしいと思います。
王:
新日鉄エンジニアリングを他の会社と比べると、びっくりするぐらい飾らない。そういう会社はあまりないと思います。親身に対応してくれるので、一度飛び込んでみてくれたらいいかな。特に、プラント系に興味がある人は、真っ先に行ってほしい。 就活全般に関しては、自分に合った会社を見つけることに尽きます。自分に合った会社というのは、仕事のことだけに限らず、勤務地とか給料とか結婚はどうなのかだとかでも構いません。自分が大事にしたい要素というか基準をきちんとリストアップした上で決めてもらいたいですね。ただ、理系の人は研究があると思うので、時間の許す限りでいいから、いろいろ業種を見たほうが、自分の選択に後々後悔しないと思います。 就活中に基準が変わっても、まったく問題ないと思います。特に始めたばかりのころは視野が狭いと思いますが、それは情報が少ないからだと思います。活動を進めるうちに情報が更新されて、自分はこっちのほうが合っているとなって志向が変化するのは、ごく自然なことだと思います。
一同:
みんな、これからもよろしく!